無料の画面録画ツールはたくさんありますが、実際に使ってみると向き不向きがかなりはっきり出ます。チュートリアル作成には強いのにゲーム録画は苦手なものもあれば、共有は一瞬でできるのに細かい設定がほとんど触れないものもあります。2026年時点で定番の無料ツールを実際の用途ベースで比較しました。
結論を先に言うと、総合力で一番強いのはOBS Studioです。チームへの短い説明動画ならLoomが最速です。Windowsでスクリーンショットや録画をまとめて効率化したいならShareXがかなり強いです。何を録るかで選ぶのが正解です。
比較表
| ツール | 向いている用途 | 対応環境 | 無料版の制限 | 使いやすさ |
|---|---|---|---|---|
| OBS Studio | 配信、講座、ゲーム録画 | Windows、Mac、Linux | 録画時間制限なし | 中 |
| Loom | 簡単な説明、チーム共有 | Web、Windows、Mac、iOS、Android | 動画時間や保存数に制限あり | とても簡単 |
| ShareX | Windows作業効率化、注釈付き共有 | Windows | 録画時間制限なし | 中 |
| ScreenPal | やさしい操作の教材動画 | Web、Windows、Mac、Chromebook | 透かしや機能制限あり | 簡単 |
| Xbox Game Bar | 手軽なゲーム録画、アプリ録画 | Windows | Windows標準搭載 | とても簡単 |
| Clipchamp | 録画から簡単編集まで | Web、Windows | 一部出力や素材が制限 | 簡単 |
今回の比較ポイント
- 始めやすさ: 初めての人が何分で録画を始められるか
- 録画の自由度: 全画面、特定ウィンドウ、Webカメラ、マイク、PC音声に対応しているか
- 画質: 書き出した動画が見やすいか
- 共有しやすさ: そのまま送れるか、トリミングしやすいか
- 無料版のストレス: 透かし、時間制限、アカウント必須など
1. OBS Studio、無料で本気ならこれ
OBS Studioは今でも無料の画面録画ツールの本命です。画面、ウィンドウ、Webカメラ、マイク、ブラウザ表示などを重ねて録画でき、チュートリアルも配信もゲーム録画も1本でこなせます。
弱点は最初のハードルです。シーン、ソース、音声ミキサーなど用語が多く、初見では少し重く感じます。ただ、一度設定が決まると毎回同じ品質で録れるので、作業はかなり安定します。
メリット
- 透かしなし、録画時間制限なし
- 音声と映像の品質が高い
- 複数素材を重ねた本格的な構成ができる
- 配信と録画の両方に強い
- Windows、Mac、Linux対応
デメリット
- 初心者には少し難しい
- 設定項目が多い
- クラウド共有は標準で弱い
- 編集機能はほぼ別ソフト前提
向いている人: YouTube投稿、講座作成、ゲーム録画などを継続的にやる人。
2. Loom、すぐ撮ってすぐ送るなら最速
Loomの強みは制作機能ではなく、説明の速さです。画面とカメラを選んで録画し、終わったらそのままリンク共有。これが本当に速いです。社内説明、クライアント報告、バグ報告にはかなり相性がいいです。
メリット
- 録画から共有までが最速クラス
- 初心者でも迷いにくい
- カメラ付き説明動画が作りやすい
- チーム共有に向いている
デメリット
- 無料版は動画時間や保存数に制限があることが多い
- 細かい画質設定は弱い
- ゲーム録画には向かない
- アカウント前提の運用になる
向いている人: チーム連携、営業、サポート、リモートワーク中心の人。
3. ShareX、Windowsの効率化ツールとして強い
ShareXは録画専用ソフトというより、キャプチャ全般の万能ツールです。スクリーンショット、GIF、短い画面録画、注釈、アップロード自動化までまとめてこなせます。Windowsで作業速度を上げたい人にはかなり便利です。
メリット
- 無料で機能が非常に多い
- スクリーンショット注釈が強い
- 自動化設定が豊富
- 開発や検証作業と相性がいい
デメリット
- Windows専用
- 少し技術寄りの画面
- 動画編集は弱い
- 最適化まで少し設定が必要
向いている人: 開発者、QA、サポート担当、Windowsヘビーユーザー。
4. ScreenPal、教材動画をやさしく作りたい人向け
ScreenPalはOBSほど重くなく、Loomより教材向け機能がそろっています。授業動画、社内マニュアル、操作説明を作る用途では扱いやすいです。
メリット
- 初心者でも理解しやすい
- 教育、説明動画との相性がいい
- 基本的な編集やナレーション機能がある
- 複数環境で使いやすい
デメリット
- 無料版の制限はやや気になる
- 透かしやブランド表示が入る場合がある
- OBSほど自由度はない
- 軽快さはツールによって上がる
向いている人: 教師、社内研修担当、小規模チーム。
5. Xbox Game Bar、Windows標準で一番手軽
Windowsなら追加インストールなしで使えるのがXbox Game Barです。ショートカットですぐ起動でき、アプリやゲームの録画をサッと始められます。
メリット
- Windowsに最初から入っている
- 起動が速い
- 簡単な録画には十分
- 余計な学習コストが少ない
デメリット
- 本格的なチュートリアル制作には弱い
- 機能はかなり限定的
- 複数ソースを重ねる用途には向かない
- Windowsのみ
向いている人: たまに録るだけのWindowsユーザー。
6. Clipchamp、録画と軽い編集を1か所で
Clipchampは録画後の簡単なカット編集まで同じ画面で進めたい人に向いています。短い解説動画やSNS向け動画ならこの手軽さは大きいです。
メリット
- 録画と編集をまとめてできる
- 画面が見やすい
- 短尺動画に向いている
- 初心者でも進めやすい
デメリット
- 一部機能や素材は有料寄り
- OBSほど高機能ではない
- PC性能が弱いとWeb版が重いことがある
向いている人: 初心者、マーケ担当、ひとり運営の発信者。
用途別おすすめ
| 用途 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 本格チュートリアル | OBS Studio | 画質と構成の自由度が高い |
| チーム共有 | Loom | 共有までが圧倒的に速い |
| ゲーム録画 | OBS Studio | 安定して高品質 |
| Windows効率化 | ShareX | 録画とスクショを一体化できる |
| 教育動画 | ScreenPal | 説明動画向けで使いやすい |
| インストールなしで録る | Xbox Game Bar | 標準搭載ですぐ使える |
選び方の結論
- 画質重視で長く使うなら OBS Studio
- 説明動画をすぐ送りたいなら Loom
- Windowsで効率化したいなら ShareX
- やさしく始めたいなら ScreenPal
- たまに録るだけなら Xbox Game Bar
機能表だけで選ぶと失敗しやすいです。毎週どんな動画を録るのかで決めるとハズしません。
最終判断
2026年の無料画面録画ツールで一番おすすめしやすいのは、やはりOBS Studioです。覚えることは少しありますが、無料でここまでできるツールは他にありません。共有スピードを最優先するならLoomの方が合っています。
FAQ
透かしなしの無料画面録画ツールはありますか?
あります。OBS Studio、ShareX、Xbox Game Barは透かしなしで使いやすい代表格です。
初心者に一番おすすめなのはどれですか?
一番わかりやすいのはLoomです。録って送る流れがとても簡単です。
無料でゲーム録画もできますか?
できます。品質と安定性まで考えるならOBS Studioが一番強いです。
Loomの無料版だけで足りますか?
短い説明動画中心なら足りることが多いです。ただし保存数や時間制限は事前に確認した方が安全です。